「癒し」世界に求めて
更新日:2020年10月29日

ネイティブインディアンの居住区に近いアリゾナ州セドナ市に「ボルティックス」と呼ばれる岩山があります。(写真)「ボルティックス」を直訳すれば「渦」となりますが、その意味は深いものがあります。
私たち人間が生命体であり、体内の血液循環、エネルギー循環等の代謝という化学的な反応を「生命」とすれば、良い流れが見られる部位、あるいは停滞している部位が必ず存在します。中でもこの停滞が体調を崩し、多くの病気を発症させているようです。
この「流れ」とは、「波動」とも呼ばれ、自然界そのものにも存在します。つまり私たちの住む地球全体にもこの「波動」があるということです。東京やニューヨークのような大都会にいるときに感じる「波動」と富士山やハワイのビーチに行ったときに感じる「波動」に違いがあるように、私たちは多かれ少なかれ「この場所に来ると心が落ち着く」というような経験があると思います。
この経験は「何故」、そして「どこから」来るのでしょうか?
「ボルティックス」=「渦」を理解する上で、このような経験はヒントになります。地球全体が生きているという考えから解き明かすと、場所によってこの「波動」が極めて強く、あたかもエネルギーが渦を巻いているようなところが必ず存在しています。その一ヶ所が、アリゾナ州セドナ市にある「ボルティックス」と言えます。
私は個人的にこのような場所をいくつか訪問した経験がありますが、普段はあまり関心のない人でも感じられるほどのエネルギーの強いところが、世界にはいくつかあります。そして殆ど例外なく、このような場所にはホリスティック(心身全体バランス)な考えをもつヒーラー(治療士)が誕生しています。彼らは「自然の場の力を有効に活用して、ヒーリングにあたる」といいます。
目に見える治療だけでなく、心で感じられる治療にも目を向けることも大変に有効なことだと思います。